02:YesかNOか、

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ここに――― ここに、いたい。 どうせ帰っても、虚しい、だけなのだから。 「では行きましょう。案内してください」 「……マジでいくのかよ……」 **** 「此処に置いてほしいぃ?」 「はい。帰りたくありません」 「いやお前、ニンゲンに魔界に住みたいって言われてもなぁ……」 今、ぼくの前には、金髪に赤い目をした魔王さんがいる。 ゲームでよくみる大きな間は、壁や天井に綺麗な装飾がされてあって、西洋の雰囲気が出ていた。 魔王さんは前髪が長くてちょっと不良というかチンピラっぽい。 だけどミーくんが頭を下げているので、やっぱり魔王みたいだ。 「平気です。多分」 「多分ついてるじゃねーか……ワリと危ないぜここ」 「大丈夫です。爆発させて逃げます」 「いや城壊すだろそれ! つか爆発てなんだよ爆弾でも持ち歩いてんのか!?」 「いえ違います。ああそうだ、実践してみましょうか」  
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