02:YesかNOか、

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「ニンゲンですよ。これくらい『普通』だと思いますが」 「なんだろうな、いわゆる超能力ってヤツなのか?」 「はい。おそらくは」 「いやマジすげーわ……」 魔王さんは感心したように呟いた。 それから少し考え、 「よし。帰りたくねーなら、ここにいろ!」 「ままままじですか頭!?」 ミーくんが顔を引き攣らせる。 「こいつは、いわゆる『迷い子』になるんスよ!? 規則に逆らったら……」 「いいだろ別に。迷い子じゃなくて、仲間にしてやるよ。能力あるなら悪魔にも太刀打ちできそーだし……それに」 「?」 「規則を破ってこその、俺たちだろ?あ?」 「頭……!! 一生ついていきます!!」 なんか不良映画によくある展開になりつつあるがどうやらYes、のようだ。 にしても、魔王とはこんなチンピラみたいな感じなのだろうか。 まあここに置いてくれるなら、なんだっていいんだけど。  
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