Prologue

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「ぼくに逆らう者は、『ばくはつ』してしまえばいいんですッ」 「え、ちょっ………!」 ドオォォオォオンッッッ!!!!!! あ、やってしまった。 そう思った時には、もうすでに遅かった。 「―――――落ち、てる」 鳩の手から、身体から、ぼくは離れて、真っ逆さまに落ちていた。 どうやら記憶回想中に、感情が高ぶってしまったようだ。 ついつい鳩さんを爆発させてしまった。 まあそれはそうと……これで、ぼくの飛び降り自殺も成功だろう。 では、今度こそ。 「さよなら、ぼく」 さよなら、このセカイ。 ぼくは、静かに目を閉じた。  
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