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もう何もいらん。
今すぐ抱き締めたい。
その瞳にいつも
映したままでおってや。
「…着いた」
目指す駅は君のなか
ぬくもりを確かめたくて。
そう、会いたくて
車から降りて
少し走る。
このハンドルを握るのは
この衝動。
「…丸っ!!」
「す、すばるくん!?」
丸の腕の中に飛び込む。
「…丸」
「どうしたんですか？」
プリズムに導かれる。
あぁ、もう戻ることはできない。
消えた退路。
そのレールを決めるのは
「…急に会いたくってん!!
丸に抱き締めて欲しくなったんよ
なぁ、丸…？好…」
「あぁ、待ってください!!」
「…な、なんや!!」
「好きです!!すばるくんが」
「…は？嘘やん」
「ほんまですよ!!」
衝動という名を持つ恋
「…丸ーっ」
たどり着くまで
走っていく
end
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