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旅立ったあの日。
「…忠義っ!!バイバイっ」
俺は振り向きも
しなかった。
振り向いてしまえば
思わず駆け寄りそうで。
足早に僕は踏み出す。
「…安…サヨナラ」
また、どこかで
会おうな。
本当は「待っといて」って
言いたかった。
だけど明日の自由は
安だけのものやから
自分のチカラで
泳いでいくんや。
この先安は
誰かを傷つけ流す涙や
守るべき人に
出会う日もくるから。
やっぱり好きやで。
でも、1人じゃない。
誰もが寄り添いながら。
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