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「寒っ…」
雪が夜空に舞う。
「…博貴?」
そこにはなぜか
博貴の姿があって
俺の髪を撫でて
優しく笑っていて
見つめた博貴の目に
映りこんだ俺もまた
いつのまにか笑っていた。
風が吹く。
夜空に君が舞う。
僕の黒を白に染めて
背中を押してゆく。
「…博貴」
また、君が舞う
その季節まで
また一人で二人の愛育むよ。
ただ、君に会いたくて
「…博貴」
空に向け願い放つんだ。
『ずっとアイシテル』
end
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