わたし鏡

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『…亮ちゃんは僕なんかとつきあっててええんかな?』 1人で弱って嫌な想像ばかり しちゃって。 『大丈夫』って 思っていても どうしても不安になるのが 事実なの。 そんなある日 急にどうしようもないくらい 不安になって 愛を確かめたくて 深夜2時。 「…亮ちゃん?起きとる?」 「なんや、ヒロかぁ…起きとるよ」 夜中に電話したね。 「あんな、不安やねん。亮ちゃんは僕なんかとつきあっててもええんかな?って亮ちゃんは俺のこと好きなのかなって」 って涙を堪えながら話す そんな僕を亮ちゃんは 「そんなんで不安になんなや。俺はヒロじゃないと嫌だ。ヒロ以外好きになれないしこんなに好きって思えるのもヒロだけやから」 って受話器ごしに 優しくだいてくれたね。 「…ッ」 瞳から涙がこぼれていった。 会えない不安で 流した涙と 今、こうして幸せを感じて 溢れた涙を 今宵も感じて 鼻声混じりで話す月夜。 「…亮ちゃんありがとう。したら、仕事頑張ってや」 ヒトリ、部屋で呟く 「亮ちゃんに逢いたい」      
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