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「…あ」
日増しに空は
削られていく。
「いつかは無くなるんとちゃうかな?」
きっと、何度も2人で
歩いてきたアスファルトも。
目まぐるしく変わる世界よりも
身勝手な本音。
丸のすべてを見ていたい。
ただそれだけ。
長いトンネル
抜け出したら
雨はもう止んでいて
「…なんやねんこれ」
出迎えてくれてるかのように
まばゆい虹が広がる。
プリズムに導かれるかのように
君の中をめざす。
退路はもう消えていて
もう戻ることはできない。
そのレールを決めるのは
この衝動だけ。
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