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前田先生「はい。
では、みんな挨拶をして帰りましょう。
さようなら。」
『『さよーなら。』』
やっと、帰れると母の元へ駆け寄る私。
母「明日から大丈夫?」
真奈「うーん…やだ。」
母「やだって…
こんなんで、やっていけるのかしらね」
真奈「うーん…」
これは、記憶の中で鮮明に覚えている事。
幼稚園に入ったのは、年少組からではなく、年中組からだった。
何故なら、幼稚園では年少組が満員で入れなかったそう。
この時、
初めて世の中に交わる私にとって
何もかもが新しく、今までと違うもので追い付いて行けないくらいだった。
いや、
追い付いて行けてなかったのかもしれない。
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