第1章

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前田先生「はい。 では、みんな挨拶をして帰りましょう。 さようなら。」 『『さよーなら。』』 やっと、帰れると母の元へ駆け寄る私。 母「明日から大丈夫?」 真奈「うーん…やだ。」 母「やだって… こんなんで、やっていけるのかしらね」 真奈「うーん…」 これは、記憶の中で鮮明に覚えている事。 幼稚園に入ったのは、年少組からではなく、年中組からだった。 何故なら、幼稚園では年少組が満員で入れなかったそう。 この時、 初めて世の中に交わる私にとって 何もかもが新しく、今までと違うもので追い付いて行けないくらいだった。 いや、 追い付いて行けてなかったのかもしれない。
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