プロローグ

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「おい、篠原!!」 幼い頃に大好きだった彼。 だけどその彼は私ばかりを苛めていた――。 「お前相変わらずきめーなー!!あはは!!!!」 大好きだったからそう言われるのが辛くて、死にたいと何度も思った。 周りの人間もみんな――友達だった子でさえも私の事を見捨て、彼の元へと行き一緒に私の事を苛め始めた。 その時に言われた彼からの言葉が一番辛かった―― 今でも嫌になり覚えてる一言―。 「お前の事なんて誰も好きにならねーな!!はははっ!」 それは胸を槍で刺され抉られた様な傷みになって、私は彼の傍から消える様にして町を引っ越した。 .
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