垣間見

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お見合いの席であなたを何度かチラリと目だけで見たが、あなたの瞳は完全に死んでいて光なんて見当たらなかった。 私を見ようともせず、ただひたすらうつ向いていた。 でも乗り気でなくてもこのお見合いに来たということは、あなたは何かとても大切なものを諦めたのだろうか。 そんなことをお見合いの席で、お互いの両親の話も聞かずにずっと考えていた。
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