異国籍の死体

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 上司からの報告を聞き、嫌な予感はしていた。  車をかなりのスピードで運転しながら青年は思う。 (……あの人、なんでこんなに面倒ばかり押し付けられるんだろうなぁ…)  尊敬する上司は、何故かいつも厄介な事件ばかり担当する。  お陰で、それに巻き込まれる羽目になるのにはもう慣れた、悲しいことに。  軽くため息を吐き出し、覆面パトカーで走り続けた。  死体の発見された現場へ。
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