『エピソード・ゼロ』

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そんな中で俺が一際強く惹かれたのは、一見すると元の世界とさほど変わらない世界。 大きく違っているのは【萌え】という思想が世界レベルで重要視されている点。 極端にいえば、【萌えは正義!!】な世界だという事……俺がいうのもなんだがアホな世界だ。 それでも、この世界が俺にとって魅力的に映ったのは、お手伝い型美少女アンドロイド──【マイロイド】の存在である。 男「ホント、今ハマってる携帯ゲームみたいな世界だな」 そのゲームで遊んでいて常々『液晶邪魔!』とかガチで思ってた俺にとって、まさに夢が実現できる世界だった。 神「転生条件はどうしましょう?」 男「容姿や性別は変えなくていい。 知識や技術も現状維持で、一般常識レベルで元の世界と異なる部分だけを補完してくれ。 例外として、マイロイドに関する知識と技術だけは転生先に現存している全てを自在に扱えるように。最新の情報や技術が生まれた時用に自動更新機能も付けて。 それと──」 俺は次々と要望を伝えていく。
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