始まりの夜

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始まりの夜

あたしは何故生まれてきたのだろう。 物心ついてから、ずっと考えてきた事。 世界に虐げられながら、それでも生きた。 無様に生に執着して、生き残る事に、生き続ける事に必死だった。 でも今―、 死に逝く今―、 自分の生に、疑問を抱いている。 あたしは何故生きたのだろう、と。
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