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ガタガタ 生徒が一斉に立ち上がる音が聞こえたからか、優くんが目を覚ました。 「あれ?北京ダックは?」 わけのわからないことを言いながら、立ち上がった。 私は優くんの言葉に プススっと笑ってしまった。 指揮者がタクトを振り始め、伴奏者が巧みな指使いで演奏しはじめた。 指揮に合わせて生徒たちも歌い出す。 「緑の丘にすくすくと……」
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