11人が本棚に入れています
本棚に追加
時は遥か未来のこと。
いや実質には戻った、と言った方が良いのかもしれない。
年号など既に数えてすらいなくなった頃…
天下は闘いの海に包まれた。
ある者が言った。
「この世に不満を抱くのなら、己の手で覆してしまえば良い」
口にするのは簡単なこと。
誰かが言った。
「この世を覆すなんて、とんでもない絵空事さ。やり遂げるなんてのは、とんでもない馬鹿か、よっぽどこの世に想いを馳せている奴だ」
しかし、そんな絵空事を真にやり遂げた馬鹿がいた。
歴史は完全にひっくり返ったのだ。
…筆者達の生きる世で言う戦国、そこへ戻ったとも進んだともとれる時代。
最初のコメントを投稿しよう!