妄想の秋

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北国の夏は短い。 時折、残暑を見せる日もあるがどんどん肌寒くなるばかり。 私は例のごとく、心霊写真の本を読み続けていた。 その頃にはなんと、UFOの本まで増えていた。 空を見上げては 「あれ、UFOなんでね?」 と、友達と指差し笑う。 そんなある日、まだ幼い私は思い立つ。 心霊写真を撮ろう!と……。
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