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聞き慣れた…
でも、あり得ることのない、その組織を信じる事が出来ない僕は、確認のためあることを副長さんに聞いた。
長「え~と今更ですけど、今って何年でしたっけ?」
藁にもすがる思いで少しだけ、馬鹿な質問をした僕。
案の定副長さんは、変なモノをみるような目で僕をみたけれど案外素直に教えてくれた
?「はぁっ~急に何を言い出すかと思ったら…
今は1863年で、おまけに言うともうすぐで師走だな」
それがどうした?
目で伝えている副長さん
だけど、いまの僕はそれどころじゃ無かった。
皆が着ていた袴にあの羽織り、さっき言っていた組織、新撰組そして……
長「…芹沢鴨暗殺?」
僕がそう呟いた瞬間、斎藤さんは訝しげな顔をし、副長さんの表情が厳しくなった。
?「てめぇ…どうしてその事を知っていやがる?」
そう僕に問い掛ける副長さんだが、彼は1つ大事な事を忘れていた。
斎「…副長…芹沢筆頭局長は強盗に襲われたのでは無かったのですか?」
…場の空気が一気に氷点下に下がった。
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