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どうやら僕は耳がおかしくなっちゃったみたいだね。
今、土方が
土「もう一度言うぞ
新撰組に入れ」
………逃げて良いかな?
あまりあのお方の敵側に付きたく無いんだけど…
入りたくない僕は言い訳を口にする。
長「で、でもさっ!
ほら斎藤さんが僕の事疑ってるし!!…」
そんな僕の反応を楽しむようにニヤニヤしながら言い返す土方。(←くそっ最低だなこいつ)
土 「それなら大丈夫だ。彼奴“には”お前が未来から来たことを話すからな」
…血も涙も無い鬼め!
鬼が権力を持つとこういうダメな奴に育つのかな?
…あれ?
さっきの土方の言葉に引っ掛かりを覚えた僕は一応理由を聞いた。
長「どうして教えるのは斎藤さんだけなのさ?
どうせなら
幹部の人達に話せば良いのに…」
僕の素朴な疑問は土方に一笑された。
全く失礼な鬼だなぁ…
土「いきなりお前が未来から来たことを話しても信じねぇだろーが」
…じゃあどうして土方は僕の事を信じてくれたんだろう?
そんな僕の心の声が分かったのか簡単に理由を教えてくれた。
土「あんな奇妙な持ちモン持ってて未来から来ましたって言われたら信じるしかねぇだろうが…」
成る程、これが初めてドラ〇モンと出会った時の、の〇太君の気持ちなのか。
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