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しばらく無言で歩き続けていると賑わいをみせている町の人達がいた。
どうやらぼ~っとしている間に連れられたらしい
……勿論、腕は掴まれたまま。
町の人たちは、僕の方…正確には、羽織を着ているひとたちをみるとあからさまに顔を歪める。
あまり歓迎されてないのかな?
まぁ僕には関係の無いことだし…
そんなどうでも良いことを考えながら歩いていると程なくして男の歩みが止まった。
僕もそれに合わせ、彼の斜め後ろで足を止める。
門「お疲れ様です斎藤先生」
斎「………あぁ」
門番らしき人は斎藤先生?に挨拶をするとこっちを睨んできた。
逆に睨み返したら何故だか門番は顔を赤らめた。
斎「……いくぞ」
風邪でもひいたのかと1人考えていたら、前に腕を引っ張られ前のめりに倒れそうになりながらも後を追った。
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