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夏輝は困ったような顔をしながら、
「...彰...、何回も言っただろ?
悪いけど...俺はずっと好きな人が居るんだ、って...。
それが......このゆずなんだよ。
...駅で始めて見た時から俺は行動こそ出来なかったけど前からゆずが好きなんだよ」
私は思わずこんな状況だけど顔が赤くなるのが分かった。
(嘘…。
本当の本当に両思いだったんだ...。)
そんな顔を赤くする私を彰はさっき以上に凄い憎しみのこもった顔で睨んでいた。
「......許さない......!!!
誰が何と言おうと夏輝はずっとあきのことが好きなの...。
...そっか...分かった、夏輝この女に何か脅されているのね!!!
だから仕方なくこいつの側にいるんだっ!
夏輝待ってて!!!
すぐ助けてあげるからね!」
彰はそう勝手に叫ぶと私をもう一度睨んだ後夏輝に反論の間も与えずにどこかに走り去った。
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