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私たちは自然に歩み寄り手と手を取り合い
「よろしくね」
と微笑みあった。
そして見つめあってるうちにあることを思い出した。
「...えっ、と夏輝くん...」
「夏輝でいいよ♪」
「...あ、じゃあ私はゆずで...じゃなくて!
ば、場所...」
「ん?...あ」
そう、ここは夏輝の高校の校門のど真ん中...。
もちろん生徒達が止まって二人をじーっと観察していた...。
二人で顔を赤くしながら苦笑いしあっていると周りを囲む生徒達の中から、
「あ...あぁ...」
と、うめくような声を上げながら一人の女の子が酷くうなだれた様子で前に出てきた。
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