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今日は“メモリー・シーカー”の初任務。
今、“紫十字”ことシレンと“白椿”なるエリサリアは森を歩いていた。
内容は“アミュール・ドラゴン”二頭の討伐。
任務のランクはAAランク。
高難易度のおかげで報酬は0がいっぱいの数字だったが、シレンは未だに腑に落ちなかった。
その原因は昨日に遡る。
―――――――――――
「はぁっ!?」
突然のミルガントの提案にシレンの声は裏返った。
隣にいるエリサリアも中々驚きを隠せないようだ。
「ちょっとタンマなっ!
もう一回言ってくれ。」
「いや、だから、魔法学園に通えといったんだが……
はて、何か変な事を言ったか?」
ミルガントは、私が何をしたのだ?といった表情でシレン達の驚いた顔をみている。
「言ってるから!
言っちゃってますからね!?
どういう事か説明してくれよ!」
「私も何がなんだかさっぱり……」
エリサリアもミルガントの放った言葉の意味が上手く飲み込めていないようだ。
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