運命の分かれ道

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いつの間にか学校は終わり、志紀はいつも通っている道を歩いて帰宅していた。 家が近くなると、何故か警察が付近を封鎖しており通れなくなっていた。 だが、自分の家は範囲には入っていないようなので迂回することにした。 警察がこんな場所を封鎖している理由に志紀には心当たりがあった。 実は数十年前、突然世界中に小説やマンガなどにでてくる魔物という生物が現れた。 しかし、人類にはある特別な能力を持っていた。 能力には、人を殺せるほどの凶悪な能力から石ころ一つ転がすことも大変な能力までのように、能力に差がありほとんどの人は後者のような微弱な力だった。 しかし、能力は修練次第で強くできることができるので、最初は弱くても後に強い力を得ることも可能だ。 基本的に能力が使えるようになるのには個人差があるが、だいたい皆中学生ぐらいには必ず使えるようになる。 能力のおかげで、近代兵器は拳銃止まりで、数も限りがあるため戦いには基本的に刃物系の武器や能力などが主流になっている。 だが、そのような能力があっても魔物が出現する場所や時間、数などはランダムのように決まり、そこに住民がいれば襲われて周りにも被害がでてしまう。 そのため、警察などの機関には、未来を予知する能力者や危機察知する能力者などがいるが当たる確率は低いが、その情報を頼りに出動する。 したがって、先ほどのように警察が道を封鎖していることから付近に魔物が現れたことなんだろう。
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