運命の分かれ道

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―――――― 目を開けるとそこは見慣れた自分の部屋だった。 窓からの光からするにすでに朝のようだ。 あのときの痛み以降のことが思い出せないが何とか家に帰ってこれたようだ。 「あ~、頭痛い。寝起きは最悪だな」 そういいながら起きる。 今日は休日なので私服に着替え、身支度を整えると部屋の隅にあるクローゼットを開けた。 そこには十着ほどの白衣が収まっており、すべて新品のようにきれいだ。 その中から一着をとり着ると、部屋の扉をノックする音がすると扉が開くと一人のメイド服の上に志紀と同じような白衣をきた14歳ぐらいの少女が入ってきた。 「マスター。研究機材が届きました」 「ん?シェリルにそんなの頼んだっけ?」 シェリルと呼ばれた少女は淡々と理由を述べる。 「昨日帰ったときに頼まれませたが…」 昨日のことはあまり思い出せないがシェリルは自分が頼んだことは淡々と確実にこなすので正しいはずだ。
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