感情の無い少女

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夢を見ていた。 あそこまではっきりとした夢は初めてだった。 しかも、その夢を今でも鮮明に思い出せる。 目が完全に覚めた俺は周囲を見渡す。 「ここは、どこだ……?」 あの島ではない。かと言って自分のベッドにいて、全てが“夢”だったという訳でもなさそうだ。 何かの研究室だろうか? あちこちに学校の理科室にありそうな器材がある。 さらにはよく分からないでかいコンピューター? があった。 しかもこの掛け布団。誰かが掛けてくれたのだろうか?
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