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遥か昔
総てを創られた一対の神がいた
一人の男神は光を従え
もう一人の女神は闇を従えた
彼等は宇宙を創られ
この世を創られた
そして原初の人を創られた
男神に似せて創られた人を
神らはアダムと名付けた
神らは、アダムを大変気に入り
アダムの仲間を創ろうと
アダムの肋骨を抜き取り
次は女神に似せて創られた
神らはそれをイヴと名付けた
神らはイヴも大変気に入り
2人の為に住む場所を与えた
そこをエデンという
2人と神らは楽しく過ごした
日々を過ごす中で神らは
新たな感情を目覚めさせた
それは愛だった
男神はイヴを愛した
女神はアダムを愛した
しかし
知恵のないアダムとイヴには
その感情が分からなかった
それでも神らは2人を
密かに2人を愛しつづけた
ある時
イヴは1人で散歩に出かけていた
他のアダムと神らの為に
果実を取って帰ろうとしたのだ
果実を取るうちに
イヴは森の奥まで来てしまった
そこに見慣れない木があった
1本の大きな木には赤い果実が
実っていた
しかし
それは神らから食べてはいけないと言われていた果実だった
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