4653人が本棚に入れています
本棚に追加
潤SIDE
郁たちが消えてから、かなりの時間が立った。
陣の外には、空が見えない程の魔物たち。
それらをカリシュアル職員達が、結界内から魔法を使って、地道に倒していた。
しかし、どれだけやっても数は減った様に思えない。
この状況はどこも同じようで、映し出される他の国にも焦った顔の職員達が見えた。
千「炎獄、いけるか!?」
炎「勿論だ」
どのカリシュアル職員達よりも多くの魔物を千里が倒している。
それと、その使い魔らしい火の属性神。
初めて見る属性神は、こんな状況でなかったら、もっと楽しめたのだろう。
優「おい、鷺ノ宮
早く、こっちに来い!!」
俺たちは俺たちで、忙しかった。
身に迫った危機はないものの、カリシュアル職員の魔力回復に励んでいる。
これほどの数の魔物がいれば、職員達の魔力消費も激しい。
最初のコメントを投稿しよう!