第15章

20/71
前へ
/621ページ
次へ
潤SIDE 郁たちが消えてから、かなりの時間が立った。 陣の外には、空が見えない程の魔物たち。 それらをカリシュアル職員達が、結界内から魔法を使って、地道に倒していた。 しかし、どれだけやっても数は減った様に思えない。 この状況はどこも同じようで、映し出される他の国にも焦った顔の職員達が見えた。 千「炎獄、いけるか!?」 炎「勿論だ」 どのカリシュアル職員達よりも多くの魔物を千里が倒している。 それと、その使い魔らしい火の属性神。 初めて見る属性神は、こんな状況でなかったら、もっと楽しめたのだろう。 優「おい、鷺ノ宮  早く、こっちに来い!!」 俺たちは俺たちで、忙しかった。 身に迫った危機はないものの、カリシュアル職員の魔力回復に励んでいる。 これほどの数の魔物がいれば、職員達の魔力消費も激しい。          
/621ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4653人が本棚に入れています
本棚に追加