第15章

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郁「俺も臣も出血ほど、傷は酷くありません…  魔力の供給をお願いします…」 すぐさま、2人は簡易ベッドに運ばれた。 そして、一般人総出で魔力供給が行われる。 それに改めて、2人の魔力の莫大さを思い知らされた。 何人の人が膝をついたか。 幾ら入れても、満たされることのない魔力。 まるで、日上がった湖にバケツで水を入れていくような作業。 臣「次の開始は何時だ?」 潤「後12時間近くある」 臣「そりゃ、良かった  十二分に休める」 ある程度楽になったのか、2人は体を起こす。 優和は引き続いて、傷の手当てに入っていった。 優「上手く急所は避けているが、酷い傷だぞ  治癒、しなかったのか?」 郁「してる暇がなかったかな  少しでも注意をそらせば、殺られる」 臣「2人がかりでも手一杯だ」       
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