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茨のように棘のついたそれは、一度絡まれば外れない。
暴れれば暴れるほどに絡まり、食いつき、離れない。
ル「いいじゃねぇか!!
また200年後に……!」
郁「…お前はもう…二度と目覚めない
俺の……願いは永久の…封印だ」
それだけの力を持った。
100年ごとに危機に瀕する人々の姿が悲しかった。
だから願った。
二度と解けることのない封印を。
はるか以前から。
ル「そんな事をすれば、
二度と生まれ変われねぇぞ!!」
郁「もう飽きるほどに…生まれ、死に、生きた
…これが……最後でも構わない」
どうせ生まれ変わっても、何も無い。
次の世界には先輩たちはいない。
同じ魂はあったとしても、それは本人ではない。
こんなにも愛しい心を教えてくれた彼らにもう会えない。
それで生きていて、どうなろうか。
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