第15章

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深く深く頭を下げる白羅。 周りを見渡せば、現れていた使い魔たちが皆頭を垂れていた。 そして、天から光が差す。 それに溶けるようにして、郁は消えていく。 潤「待て、待ってくれ!  お前なしじゃ、俺は……!」 ふわりと口に手を当てられる。 何も言わず、ただ微笑んでいた。 臣「死ぬわけじゃねぇ…眠るだけだ…」 苦しげに横たわっていた兄貴が体を起こす。 その腕には呉羽がしがみついていた。 臣「…必ずいつか…目覚める……」 段々見えなくなる、郁。 上半身しかもうない。 潤「なら、待ってる  郁が目覚めるまで、ずっと……」 見開いた瞳に引き込まれそうだった。 色は違っても、ひたむきさと強さは変わらない。 泣きそうに笑った顔。             
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