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分かっている。
分かっている。
頭では理解している。
呉「……あぁ、そうですか
貴方は怖いんですね
今の気持ちが消えてしまう事が」
潤「…な……」
呉「違いますか?
郁を愛しいと思う気持ちが、
いつか消えてしまう事が怖いんですよ、
貴方は
だから、今すぐにでも郁に触れたい」
そんな筈じゃないと、思っているはずなのに、何も言葉は出てこない。
図星だからか?
そんなことあるわけがない。
本当に?
呉「図星だから、何も言えないんです
そうなら、早くその石を捨てなさい
早く、郁のことを忘れなさい
そして、2人が目覚めても決して
現れないでください
郁は貴方を永遠に愛しているのに、
そんな些細な気持ちで会いに来られても
迷惑でしょう」
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