エピローグ

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変わったのは、アダムと離れ離れであることだけだった。 愛しさを知ってまだ少ししか時間が立っていない。 そんな彼らに離れ離れになることはとても辛かった。 アダムとイヴは嘆き続けた。 ゼウスはそれを慰め続けたが、ハデスは嘆いた。 何故、童を愛さないのかと。 ハデスは深い悲しみに力が抑えきれず、溢れ出してしまった。 それは異形の物たちに吸収され、異形の物たちはハデスの闇の力を使う様になった。 力をつけた異形の物たちは、封印を破り、外に出てしまった。 また子供たちが死んでいくのを、アダムとイヴは嘆いた。 しかし、それは異形の物たちだけのせいではなかった。 魔界が出来てしまった事で、世界のバランスが崩れてしまったのだった。 そこで、ゼウスは世界のバランスを保つため、エデンを軸に天界を創り、異形の物たちを対抗するために、天をの使い達を創りだした。 世界はバランスを取り戻したが、子供達は異形の物たちに殺されていった。 嘆くアダムとイヴに、神らは生まれ変わる力を与えた。 そして、再び彼らは地上に降臨した。 子供達は、アダムとイヴのことを覚えていなかったが、彼らが特別だということは分かっていた。 白と黒の力を持った彼らを敬い、奉った。 アダムとイヴの力が安定した時、彼らはまた儀式を行った。
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