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「うっへぇ……オレって執事服似合わねー…」
オレは鏡を見ながら、苦笑混じりに言った。
「そうかしら?似合っていると思うわよ?アラム。」
ミラがニコニコしながら言う。
ホント、年下とは思えないほど大人びてるよ。
「………お嬢様、本当によろしいのですか?」
「ん?なにが?ヴェン?」
「この男をお嬢様の執事にする事がです!」
オレまだ疑われてんのかい………
ミラはニコッと笑いながら
「大丈夫よ♪アラムは悪いヒトじゃないわ♪私の認めた執事だもの♪」
「う……ぐ………お、お嬢様がそこまでおっしゃるのなら…構いませんが…」
と言いつつオレを睨む老執事のヴェンさん。
「さ!朝食を食べましょうか!」
ミラは手を叩き言った。
ミラに案内されながら、広いリビングへと向かった。
「さぁ、アラム殿。御朝食運びますぞ。」
「あ、はい、分かりました。」
ヴェンさんの指示通りに料理を運んだ。
「みんな揃ったわね。では、いただきます♪」
『いただきます!!』
全員で手を叩き食べ始めた。
(あぁ…豪華な料理なのに、朝食食べて来ちまった………全部は食えね~な…)
なんて考えていたら老執事のヴェンさんが、
「アラム殿、残したら罰を受けてもらいますからな。」
「え゙………マジっすか?…」
「マジです。」
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