第1章~ミラ・ノーレイズ~

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「うっへぇ……オレって執事服似合わねー…」 オレは鏡を見ながら、苦笑混じりに言った。 「そうかしら?似合っていると思うわよ?アラム。」 ミラがニコニコしながら言う。 ホント、年下とは思えないほど大人びてるよ。 「………お嬢様、本当によろしいのですか?」 「ん?なにが?ヴェン?」 「この男をお嬢様の執事にする事がです!」 オレまだ疑われてんのかい……… ミラはニコッと笑いながら 「大丈夫よ♪アラムは悪いヒトじゃないわ♪私の認めた執事だもの♪」 「う……ぐ………お、お嬢様がそこまでおっしゃるのなら…構いませんが…」 と言いつつオレを睨む老執事のヴェンさん。 「さ!朝食を食べましょうか!」 ミラは手を叩き言った。 ミラに案内されながら、広いリビングへと向かった。 「さぁ、アラム殿。御朝食運びますぞ。」 「あ、はい、分かりました。」 ヴェンさんの指示通りに料理を運んだ。 「みんな揃ったわね。では、いただきます♪」 『いただきます!!』 全員で手を叩き食べ始めた。 (あぁ…豪華な料理なのに、朝食食べて来ちまった………全部は食えね~な…) なんて考えていたら老執事のヴェンさんが、 「アラム殿、残したら罰を受けてもらいますからな。」 「え゙………マジっすか?…」 「マジです。」
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