第1章~ミラ・ノーレイズ~

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鏡から放たれた光に飲み込まれた俺は、見覚えのない屋敷らしき場所に居た。 「……ん?……どこだ?ここは?」 しばらくすると、声が聞こえてきた。 「お嬢様!ミラお嬢様!どこに行かれたのですか!……全く!すぐいなくなってしまうのですから…はぁ……」 ん?………ミラ?…ミラってあのミラか? すると、小さな女の子が無邪気な声を上げて物陰から現れた。 「レミー!こっちだよーっ♪えへへ~捕まえてみなさ~い♪」 「あっ!?お嬢様!お待ち下さい!まだお勉強が終わっていません!」 ………あれって子供の頃のミラか?……っとするとこの世界はミラの誤った過去か………でも誤った箇所を見つけるのは無理難題だよな………もし失敗したらどうなるんだ…聞いとけば良かったな。 「ま、いつまでも考えてても致し方ない!やるだけやるか!」
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