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「さぁさぁ!あがりなさい!」
ニコニコと笑いながらオバサンはオレを押した。
「っとと、お邪魔しまーすっと…結構デカいな~。」
部屋はキチンと片づけられているし、部屋も大きい。
「ゆっくりしなさいね~、今から腕によりをかけてご飯を作るからねー!」
「あ、ああよろしく頼むよ。」
ま、楽しみに待つとするか…
しかし、なんでオバサンは名前も知らないはずのオレにここまで優しくしてくれるんだろうか?
「あ、あのさオバサン、名前も知らないオレなんかにどうしてそこまで優しくしてくれるんだ?」
「……………なんか放っておけなかったんだよ……なんだか分かんないけどさ…」
苦笑混じりにオバサンは言った。
放っておけないって………まさかオバサンはオレの家系なのか?
いやでも、放っておけないって事は母さんとかじゃないと意味的におかしい……
そう考えてる内に料理が運ばれてきた。
「さぁ!出来たよ!たんとお食べ!!」
ドンっと机に置かれたのは、巨大なオムライスだった。
「……こんな食えるかぁぁぁぁぁぁぁ!」
思わず突っ込んでしまった…
「アンタぐらいの年頃なら楽勝楽勝♪」
「他人事のように言いやがって…まぁいいや、いただきます。」
オレは無我夢中にがっついた。
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