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「うぇっぷ………」
オレはなんとか平らげれた。
腹が今にもはちきれんほどに膨れている。
「あらぁ!全部食べられたじゃないのよ!」
「ま、まーな……」
正直死にそう…………
「あ、オバサン、明日の朝までここにいてもいーか?」
「別に構わないわよ?てゆうか、ここに住んじゃっても構わないわよ♪」
「や、遠慮しとくぜ、オレにはある使命があるからな。」
「あら、そう…残念ね。」
オバサンは声のトーンを下げたが、顔は何かを感じ取ったような顔をしていた。
(まさか……いや、そんなわけないか………)
そして夜がふけ、眩い太陽が大地を照らし出した。
「うし、ミラに会いに行くか…!」
拳を手のひらに打ちつけて気合い注入。
ミラに真実を伝えた所で、修正が完了するわけではないだろうが、少なくともミラとの距離は縮まり、近い存在として見守る事が出来るはずだ。
「あら、もう起きてたのかい?」
「ん?あぁ、おはよう。」
オバサンがエプロン姿で出てきた。
「ほら、朝ご飯は出来てるから、お食べ。それからお屋敷に行って、頑張ってくるんだよ。」
「……………え?なんで屋敷に行くって知ってるんだ?…」
「さっき、ミラの所へ行くって言ってたじゃないのさ。」
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