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「あー、疲れた。」
「話長かったもんね。」
午前中の講義がすべて終わって食堂でランチ中。
先生の話がいつもより長くて内容もややこしかった。
「あー、早く帰ってドラマ見たい。」
「録画したの?」
「当たり前!てか今まで放送された話全部録画してる。」
「それをまた見るの?」
「あれは私の癒しなの!神的存在なの!」
そう力説してくる咲帆に少し苦笑い。
いや、確かにいい話ではある・・・けど癒しにまではならないし神的でもない。
多分これ程どっぷりハマってるのは咲帆ぐらいだと思う。
「主人公とヒロインは絶対くっつくよ!」
「だといいよね。」
基本的にラブストーリーはハッピーエンドで終わってほしい派。
悲恋みたいにバッドエンドはあまり好きじゃない。
だってほんと悲しいし可哀相だから。
「あー、私のところにも天使こないかなぁ・・・。」
「夢見すぎだよ。」
「なら恋のキューピッド!」
「はいはい。」
夢見すぎなのは咲帆の可愛いところでもあるんだよね。
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