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「……と、時善と申します…」
目の前に座る俺より幼い女の子に俺は名前を言うと土下座をする様に頭を下げた
「時喜か!麻は麻という
早く遊ぼう!」
そう言って駆け寄って来た麻姫は俺の腕を掴んで引っ張った
「あっあの姫様…!?」
緊張して居た俺の事など全く気にせず麻姫は人懐っこい笑顔を見せて俺を連れ出した
ぃ、良いのかな…?
困惑しながらも逆らう訳にも行かないので連れられるまま俺は付いて行った
「時喜は何が出来るの?」
「ぇ?えっと…とりあえずは何でも…出来ますが…」
「じゃあ木登りは出来る?」
「き、木登り…ですか…?」
このお姫様は一体何を考えて居るのだろうか?
その時は出来ますけど…と答えてしまった
今となっては後悔の1つだ
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