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「だったら蹴鞠しよう」
「蹴鞠?」
蹴鞠と言うのは聞いた事はあったけれどどんなものかなんてただの村人だった俺にはさっぱりわからないものだった
「知らないの?
球を蹴り合うの
落とさずに続けるのよ」
「へぇ~私にも出来ますかね?」
「簡単よ
じゃあ球を取りに行きましょ」
「はい」
ここへ来た時同様に俺の手を掴むと麻姫は俺を引っ張って行った
「姫様お上手ですねっ!」
「いつも暇だから練習してるの」
球を取って戻って来ると早速初めて
俺はなんとか球を返している様な状況だった
「おっと!
そうなんですか」
「時喜も初めてにしては上手ね」
「本当ですか?
ありがとうございますっ」
まだまだ子供な俺は凄く嬉しかった
もっと上手くなりたいと思った
姫様と対等になれる様に
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