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「ふぅ……」
「お疲れ時喜」
「あっ吉造さん
吉造さんもお疲れ様です」
廊下の拭き掃除をしていた俺が終わるのと同時に下男仲間で先輩の吉造さんが俺に声を掛けて来た
それに俺は笑って言った
「お前なぁまーたそんな愛想笑いみたいな笑顔作りやがって
このやろっ」
「わっ!?」
吉造さんは俺よりもずっと年上で俺を可愛がってくれる
こんな俺の相手をしてくれる
本当に良い人だ
「ちょ、ちょっ…吉造さーん」
俺の首を腕で掴んで固定するとうりうりと俺の頭を撫で回す吉造さん
「わっははは
髪がボサボサだなぁ」
「吉造さんのせいでしょう!
まだ片付いてないんですから放して下さいー!」
怒られるじゃないですかー!と抗議をすればやっと放してくれた
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