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彼らはとてもすがすがしい顔でお互いを見つめ合っている。
「なんか不思議だよな。でも、まぁこんな台詞って当たり前なのかな?」
「なんだか、B級ファンタジー映画のラストみたいな台詞です。」
彼らはともに笑いあっている。
この大きな出来事が始まるまではお互いを全く知らず、ましてや、ともに命を張るともついぞ知らなかったはずだ。
実際僕だってそうだし、全てが悪かったとも思えない。
少なくとも、この七人が出会えた事、それまでの生活では決して知ることがなかったであろう友の大切さ。
本当の意味でも、作られた意味でも、その事実が全てを物語っていたこと。
多くのものを失った代わりに、それらを手に入れたのだ。
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