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ここは閃界山、後にソードマウンテンと呼ばれる山の中腹だ。その昔、神が居て、山全体が光っていたとされることから、その名が付いた。
山にはカルデラ湖があり、その周りを取り巻くように建屋が在る。国軍の研究所だ。
もちろん所属していないと、施設に入れない。なので忍び込んでいるのだが、ヨシミツは音もなく忍び込む。
ヨシミツ「この技は知らんでいいんじゃ」
ヨシミツ「暗殺拳の技じゃからな」
おんぶして忍び込んでいるとは、思えないほど鮮やかな技。
ヨシミツは、建屋の一つに入ると
ヨシミツ「たのもう!」
ホウメイ(忍び込んでる意味ないんじゃ…)
まだ冒険者として若いホウメイでも、解ることだった。
?「現れたなッ!じじい!」
ヨシミツ「じじいとは何じゃ?」
ヨシミツ「マルトーよ、一つ頼まれてくれんか?」
マルトー「い・や・だ!」
ヨシミツ「そうか…」
ヨシミツは拳を作り、その上に、はああぁぁぁっと息を吹き掛ける。
マルトー「本気かい…?」
ヨシミツはこくこく頷く。
マルトー「…分かったよ」
マルトー「んでなに?」
このころのマルトーは、独特の喋り方をしておらず、科学者風な出で立ち。
ヨシミツ「これを使って、マジックギアを作ってもらえんかの?」
マルトー「これは…ッ!!」
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