1時間前の世界

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ゆっくりと目を開けると 目の前には愛ちゃんの後ろ姿があった。 「ここは…エンさんちの最寄り駅??」 まばらに人が行き来している。 愛ちゃんに見つからないよう、こっそりと後をつける。 窺うような素振りで歩いている。愛ちゃんも誰かの後をつけているようだ。 いったい誰を…。 視線をやって、私は思わず叫びそうになり慌てて口を押さえる。
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