エンさんの部屋

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下に着いた時に 「おい!おまえなんでここに」 エンさんの声が二階から降ってきた。 涙が溢れてくる。 この声、もう…。 走った。 後悔に追い付かれないように 振り向いてエンさんに駆け寄りたくなる気持ちを振り切るために。 あべこべに走って、 路地裏で息をはずませていると神様が現れた。 「何逃げてるの。エンくんと恋に落ちるんでしょうが」 「そのことだったら、もういいの」 「もういいって、ミキちゃんねぇ。不幸になっちゃうんだよ」 「仕方ないよ」
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