1時間前の世界

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「愛?」 驚きを含んだエンさんの声がする。 「なんでオレんち…」 「一哉、相談があるの。入っていい?」 「散らかってるから…近くの喫茶店とかでいい?」 「ダメ!!」 「…どうした?」 「ここじゃなきゃ意味ない」 愛ちゃん、泣いてる?? 嗚咽が聞こえてきた。 「泣くなよ」 エンさんの優しい声。 やっぱ愛ちゃんは特別なんだ。 あんな心配そうな声聞いたことない。
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