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白い職人風のユニフォームに度のキツイメガネ。
ヒョロッと頼りない体型。
「もっっさっ!」
「はい?」
私は慌てて口を押さえた。
あまりの動揺に、気持ちが口からこぼれだしてしまった。
ソバ男は、あわてふためく私を不審そうに一瞥した。
そして、そのままスッと去っていく。
あれは…無し!
無効。
ムリムリムリ!
遠ざかる後ろ姿を見ながら、あれは無かったことに決めた。
「本当にいいのかな?」
声をかけられて振り向く。
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