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俺の軍は圧倒的に将が少ない。それも武将が。
分かりやすく、整理しよう。
崔毅、董承、王子服、チュウ輯、呉碩、呉子蘭、鄭玄は政治方面。
王甫、田豊、張鈞、陳珪は参謀・政治、何でもござれの文官。
陳登は頭を使える武将。
浅葱は身体能力の高い武将。
因みに、吉平は薬師だ。
これで分かるように、うちの軍は超偏っているのだ。
「と、いうことで何とかならんか田豊」
「何が『と、いうことで』か分からない限り、私にも分からないわよ黒田どの」
田豊は剛直な性格なようで、気性が強い。
デレた時が非常に楽しみだ。
「ああ、悪い悪い。
うちの軍の偏りが心配でな」
「そのために、益州に向かっているのでしょ?」
「まぁ、そうなんだけどね」
統治者がいない益州に向かう狙いは3つ。
・兵の確保。
・将の確保。
・領土の確保。
先ず、ここで抑えておかないとならない事は、黄巾党の本拠地は冀州であり、僻地である益州までは手が届かない所か、噂すら届いてない可能性もある事だ。
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