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麗:はぁ…
なんだあれは、見逃してもらったのか?
礼を言えば良かったな…
麗は、早足で森の奥に入っていくと…
祠のある場所に出た…
麗:ほぅ…ここもまた落ち着く…
??:お嬢さんに気に入って貰えて光栄だよ…
ばっと声のした方に目をやるとかなりかっこいい男が立っていた。
麗:誰…?
貴方も鬼よね?
??:ふふ
よく分かったな…
俺の名前は、竜尊だ…
麗:私は、麗…
竜尊:れい…麗か…可愛らしい名前だな…
可憐で美しいお嬢さんにお似合いだな…
麗:どうも…
竜尊:麗は、異界のものなんだろう?
なんのためにこっちに来た?
麗:友達のためにこっちに来た…でも何しにかは、聞いてない…
久遠と言う少年を捜している…
竜尊:久遠…あの子狐か…………
麗:?
竜尊:はっ…そうか…多分久遠は、月讀の屋敷にいるだろ…
大きな屋敷だ…すぐ分かる行くといい…
麗:あぁ…ありがとう…
行ってみるよ…
竜尊:お嬢さん…
鬼には、気をつけるんだよ?
麗:あぁ…分かった
麗は、走って行く。
竜尊は、その後ろ姿を見ながら不適な笑みを浮かべていた。
竜尊:おもしろくなりそうだぜ…
なぁ?麗…
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