第1話 その名はダディオス

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第1話 その名はダディオス

崩れた床。 落ちた先には大きな空間が広がっていた。 ノルンは落ちてきた時にぶつけた尻を擦りながら立ち上がる。 ようやく暗闇に目が慣れ、中の様子が分かり始めた頃、彼の目に大きな石板と、それを守るように配置されている巨人の姿がうつった。 その巨人は彼が最も望んでいたもの。 今まさに必要な力だった。 「つ、ついに………見つけた…………。僕のプロトウォーリア………」 ノルンはその神々しい姿をしっかりと目に焼き付けた。  
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